2012年4月2日月曜日

YUCK

熱が冷めないうちに。

YUCKってバンドがいい!
すごくいい!
いい!

オルタナ、ギターロック、ヘロヘロのボーカル、聴いてたの?ってくらいスーパーカーの『スリーアウトチェンジ』、ギターはジャズマスター、PVは90年代スマパンみたいな作り。


音源ではボーカルだけ宅録してるそうです。

1stが発表されてから1年くらい経ってるけど、redbullのラジオでライブが流れていて、
つい最近耳にとまりました。

いい!青春の音!
フジロックに来ないかなー。




2012年3月22日木曜日

TIN PAN ALLEY

といっても毛皮のマリーズのほうです。

最近の邦楽を全く追っていなかったために聞き逃していた『TIN PAN ALLEY』。
友人からオススメされたので聴いてみたら素晴らしい内容でした。

ただ純粋に彼らのやりたい、そして自分でも聴きたいことをギュッと詰め込んだであろうアルバム。曲によって歌、ギター、ストリングスなどメロディを奏でる楽器がそれぞれ際立ったクリアな音作りで、そのどれも哀愁的で感動的ですらあります。

全体的に60・70年代サウンドです。
彼らの過去作品と比べ、歪んだ荒々しい音と下衆な歌詞が息を潜めているので、「セルアウト」と言われてもしょうがないでしょう。


でも、内容ももちろん、自分のやりたいことをやりたいタイミングで、という彼らのアティテュードは大好き。

特に『星の王子さま(バイオリンのための)』で挿入される、
バイオリンによる『カノン』のメロディが胸を打ってしかたがない。

カノンのメロディは、なぜか必ず感傷的な自分を掘り起こす。


2012年2月23日木曜日

ATTACK FROM THE FAR EAST 2

友人の家に遊びに行ったら、懐かしいビデオがあったので「欲しい」と頼んだ。
友人はビデオデッキが家にないからと、口惜しい表情もせずそのビデオをくれた。


僕らの中学・高校時代、日本のパンク・シーンが誕生から再び輝いていた90年代後半〜00年代初期。シーンの立役者であり、常に最前線で道を切り拓いていったハイ・スタンダードのライブやPVを収録したビデオだ。

楽曲の完成度は驚くほど高く、彼らの3rd『MAKING THE ROAD』で日本のパンクロックは1つの成熟を見たのではないかと思う。そこから今に至るまでパンク音楽は何も変わっていない。


そして、ここからが本題。
大人になってから知ったことなのだが、このビデオジャケットは
ユニクロやドコモなどの大企業、スマップなどの大物ミュージシャンのクリエイティブ戦略を手掛ける気鋭のディレクター・佐藤可士和がデザインしたものなのだ。


これを知った時、僕は衝撃に撃たれた。

どこまでも研ぎすまされ、考え尽くされたミニマルなデザインで世界を動かす現在の可士和デザインからは想像できない、汗臭い男気あふれた、ひらめきの創作でつくられたビデオジャケット。


佐藤可士和にも、こういった過去があったのだな、と。



昨年復活したAIRJAMでのハイ・スタンダードのライブDVDは今日(いやもう昨日か)2月22日発売。それはビデオをもらったことが嬉しくてYOUTUBEでライブ映像を根こそぎ観ていた、まさに発売日の今日(いやもう昨日か)知ったことなのだが、即座にAMAZONで注文した。
これからしばらくはハイ・スタンダードの音楽で白い飯が食えそうだ。


今、このビデオが偶然にも友人から渡ってくるとは。
旧友と大人になって再会した、そんな気分。

2012年1月22日日曜日

KID A

今年のフジロックにレディオヘッド出演との知らせ。

社会人になってから年に1回は、海外アーティストのライブに行くのを通例にしているのだが、なかなか機会に恵まれず、それでも死ぬまで絶対に観たい、と思っていた彼らのライブ。

レディオヘッド自体はアルバムのリリースの際に何度も来日しているが、私は基本的に出不精のため、東京公演や大阪公演といった都市でのライブには足を運ばない。
新幹線よりも、車で10時間運転していくフジロックの方が気が楽だ。

自然に囲まれたフェスは気分も高揚するし、到着した朝から酔っぱらってるしね。


今年はついに、世界一観たいバンドをこの目で拝むことになりそうだ。
死ぬまでに絶対観たいものをみてしまったら…、という不安ももちろんある。

観る前と観た後では、きっと少しだけ世界が違うんだろうな。



というわけで、夏までジリジリと踏ん張って生き延びなくてはならなくなったわけである。


少年Aは、今も少年のままなのか、はたまた大人へと成長しているのか。
このアルバムをいま聴くと、いつの間にか大人になってる自分に気付いてしまう。


2012年1月17日火曜日

ザ・ラヴ・ビロウ

正月に帰省した弟が、車中で音楽を聴いているのを見て、
母がipod touchを購入。


「なんとせば音楽聴ける?」と質問を投げかけられた。
無責任な弟はすでに埼玉への新幹線に乗っている。


まず、PCに音楽をダウンロードするかCDを取り込んで、
ipodをPCに繋いで同期して、
なんて説明は無用。

やってみて、見て聞かせて、が一番早い!



というわけで、俺の部屋からCDなんか持ってきて、と頼んだら

母が持ってきたのはこれ。





Outkast『Speakerboxxx/The Love Below』
メンバー2人のソロ作品を2枚組にした、ヒップホップ史において輝かしいセールスを記録したアルバムである。名曲「Hey Ya!」収録。


「なんで?」
「ノリが良さそうだったから」

「…」
「はえぐ入れでけれ」



母は今日もこれを聴きながら、雪の降る町を道行く。